有機おくら

粘り気の正体は食物繊維

おくらは、刻んだ時にぬるぬるした粘り気が出ますが、この粘り気の正体は、ペクチン、アラピン、ガラクタンという食物繊維で、コレステロールを減らす効果をもっています。
他にも、ビタミンA、B1、B2、C、ミネラル、カルシウム、カリウムなどの栄養素が含まれるため、夏ばて防止や便秘、下痢に効く腸整作用などが期待できるのです。

酢のもの、和えもの、天ぷら、スープ

すりおろすことによってとろろの代用にする他、炒め物や酢の物、和え物、天ぷら、スープ、お味噌汁などがある。さっと茹でて（2分間茹でるのが一番おいしい食べ方とされている）小口切りにし、醤油と鰹節をかけて食べても美味！

伊豆諸島や琉球では「ネリ」と称される

伊豆諸島では「ネリ」と称して、キュウリのように、湯がいた物や生のままで味噌をつけて食べる（琉球語でもおくらは「ネリ」）。
又ソースやケチャップの原材料としても用いられるのです。種子は煎じてコーヒーの代用品として飲まれた歴史も。

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栽培の様子

作付準備は2月下旬までに耕耘、畝立、マルチ張り、水枕、トンネルを行います。
播種時期は、3月中・下旬に1穴5粒播種、収穫始めは6月上旬で収穫終りは10月上旬になります。
収穫始めは6月上旬～収穫終りは10月上旬までとなります。

播種後10日位で芽が出て、2葉が広がり本葉が見え始めたころよりトンネルに換気用の穴開けが始まります。
5月の上旬にはトンネル除去を目標に天気と生育を見ながらだんだんと穴を大きくしていきます。
トンネル除去からは除草と追肥を行いながら収穫を迎えます。
雨の日も夏の暑い日も毎日収穫し、10月上旬まで続きます。