温め効果や美容効果など、様々な効果が話題の生姜。お料理で使うのはもちろん、これからの寒い時期にはあたたかい飲み物にどんどん使いたい季節。 生の生姜をすりおろすのもいいですが、シロップに加工しておくとすぐに使えて何かと便利。有機の生姜を使ったシロップは、贈り物にも最適です。 試作では酸味のついたシロップも作ってみたのですが、酸味は後からでも付けられるということと、酸味がない方が良いレシピもある、ということで、まずは甘みとスパイスだけを添加したシロップをご紹介します。 【材料】 ・有機生姜 1kg ・粗糖(またはきび砂糖)皮むき後の生姜の重さと同量 ・水 粗糖の量の1割~1.2割 ※水は、生姜の水分によって調整します。白っぽい新生姜の場合は水控えめに、固くて繊維が多い生姜を使う場合は多めにしましょう。(収穫時期により結構振れ幅があります)煮詰まって焦げ付きそうなら、水を足します。水が少なかったり、煮詰めすぎると、完成した後のシロップが白く固まることがあります。逆に水分が多いと味が薄くなったり、傷みやすくなったりします。 ・スパイス類(手に入らないものはなくても作れます) シナモンスティック 1本 赤唐辛子 1個 レモングラス 3g 有機ゆずの外皮(外側の黄色い部分のみ) 1個分 ※ ジンジャーエールなど酸味のあるドリンクに使用する場合は、水を半分程度に減らし、シロップが出来上がった後に、ゆず果汁を加えてよく混ぜます) 【作り方】 1・生姜をよく洗い、傷んでいるところや土のはさまった部分を除きます。 (痛んで変色していたり、泥などがついていなければ、皮は付いたままでもよい) 2・1の生姜を3~4mm厚にスライスします。 3・土鍋やホウロウ、ステンレスの鍋に生姜と粗糖を入れて、生姜に粗糖をまぶしつけ、火にかける前にフタをして1時間ほど置きます。 4・生姜からじわりと水分が染み出てきたところで、フタを取り、水とスパイスを入れて弱火にかけます。焦がさないようにごく弱火でトロトロと30分ほど煮込み、火を消したら再びフタをしてそのまま一晩置きます。 5・ボウルにザルを載せて、生姜とスパイス類を漉し取ります。シロップはここで完成。 ・ゆずなどの柑橘果汁を加えたものを炭酸水で割るとジンジャーエールに ・お酒とカクテルに ・ロイヤルミルクティーに入れるとチャイに ・カレーの隠し味に などなど...この他にも工夫次第で色々使えます。 さらに、シロップを作った後の、生姜を生姜糖に加工します。 【材料】 ・シロップを作った後の生姜 (ぜんぶ) ・粗糖またはきび砂糖 100g 【作り方】 6・シロップから引きあげた生姜を鍋に戻し、追加の粗糖を足して火にかけます。焦げないように注意しながらごく弱火で煮詰め、水気がなくなったら火を消して、熱いうちにザルに並べて干します。 焦げないように木ベラで混ぜながら弱火で加熱し、下の画像ぐらいの状態になったら火を止めて(すぐ焦げるので要注意!)、粗熱をとったあとに、クッキングシートかラップを敷いた皿に並べて、表面に糖が浮き、カリッと固くなるまで干します。(上面がかわいたらシートから一旦はがして裏返したり、平らなザルなどに載せて乾かすとよく乾燥します) 11月~12月の気温が低めのよく晴れた日に干すといい感じに干し上がります。 手で触ってもベタベタしないぐらいの状態になったらOK。糖分が結晶して白くなったら完成です。 そのまま食べても美味しいですが、細かく刻んで、手作りケーキやクッキー生地に混ぜても。これから寒くなりますので、内側からの寒さ対策。ショウガのパワーを実感してください。 |
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12月 2021
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