家で揚げ物をするのはちょっと面倒。油飛びで台所が汚れるのが嫌。という声はよく聞かれます。 それでも、揚げ物はやっぱり揚げたてがおいしい。コツさえつかめば、揚げ物は怖くありません。お野菜だけでも、ボリュームがあってごちそうになるかき揚げ、是非試してみてください。 やみつき!紅生姜入り野菜かき揚げ かき揚げにはいろんな野菜が使えますが、季節を問わず、是非入れて欲しいのが、紅生姜!これを入れると全体に甘みと酸味が加わって、塩や天つゆをつけなくてもおいしくいただけます。野菜と紅ショウガだけでも十分においしいのですが、チクワやちりめんじゃこ、桜エビなどを入れるとさらにボリュームが出て、栄養バランスも良くなります。 今回は、玉ねぎ、紅生姜、青ネギの3種類の野菜とチクワの組み合わせ さらに、ビーツは単品でかき揚げにしてみます。 【材 料】 〈玉ねぎと紅生姜のかき揚げ〉 ・玉ねぎ 1個 ・紅しょうが 適宜(玉ねぎの分量の1~2割ぐらい) →自家製紅生姜の作り方 https://www.yuukinougyou.com/recipe/3877634 ・青葱 3本 ・ちくわ 1本 ・薄力粉(具材にまぶす用) 大さじ1 〈ビーツのかき揚げ〉 ・ビーツ 中1個 ・塩 小さじ1/3 ・薄力粉 大さじ1 〈衣〉 ・薄力粉 カップ1/2 ・片栗粉 大さじ1 ・水 カップ1/2 ・揚げ油(低温圧搾菜種油を推奨) → 油の選び方 https://www.yuukinougyou.com/recipe/8826135 1・紅生姜とビーツは細切りに、新玉ねぎは細めにくし切りにして、に青ネギは小口切り、新玉ねぎは水分量が多いので、細めに切っておくと揚げた後にベチャっとなりにくいです。 2・切った具材に、薄力粉大さじ1を入れて菜箸で軽くかき混ぜて全体に粉をなじませます。 3・衣を作り、具と混ぜ合わせます。 薄力粉と片栗粉混ぜ合わせた中に、冷たい水を入れて軽く混ぜます。衣を軽く仕上げるには、グルグル混ぜすぎないこと。念入りに混ぜると、生地がもったりと重たくなります。完全に混ざらず、粉が溶け残ってダマになっているぐらいでも大丈夫です。2に衣を注いで、菜箸で軽く混ぜ合わせます。 4・いよいよ揚げます。 油の量は、天ぷら鍋や中華鍋の大きさによりますが、少なすぎると焦げたりして上手くあがりませんので、画像も参考にケチらず多めに使います。( 良い油は毎回継ぎ足しながら使い回すことができます。油濾しのついたオイルポットがあると便利です) 次に大切なのは具材投入時の油の温度ですが、適温を確認するのに油温計は必要ありません。鍋を中火にかけてから1分ほどで、菜箸に少しつけた衣を油に落とすと、一旦沈んでからすぐに浮き上がってくる場合は適温。しばらく時間がかかる場合はまだ温度が低いので、もう少し加温します。 種を油に落として、しばらくして、菜箸で触ってもばらけないようになったら、裏返します。 はじめのうちは、種から細かい泡がたくさん出ますが、しばらく加熱を続けると、泡が大きくなり、音も小さくなります。全体がカリッとしてきたら、揚げ物用のバットか、お皿にキッチンペーパーを乗せたものの上に広げ、油を切ります。 かき揚げは衣がカリッとしているのが身の上ですので、卵は入れないレシピにしました。ビーツは加熱すると甘みが増すので、おやつにするのもいいかも。ちょっと芋ケンピみたいな味わいです。 たくさん揚げて残ったら、翌日、オーブントースターで再加熱すると再びカリッとしておいしいです。温度が高いとすぐに焦げるので、低温にしてやや長めに加熱するのがコツです。焦げそうなら、アルミホイルをかぶせると良いです。 揚げたてのかき揚げをビールと! いただきまーす。
寒い時や、風邪ひきの時におすすめしたいのが、このおうどん。普通お出汁にトロミがつけてあるので、冷めにくく、じんわりとあたたまります。さらに、ネギと生姜をたっぷり載せれば、汗がにじんで体はポカポカ。食べたらさっと布団に入って早めに安むのが、風邪をこじらせないコツです。 ホカホカあったまるおろし生姜たっぷりのあんかけうどん 今回は出汁から作りましたが、出汁の元やら液体の出汁を使っても。 【材料】 ・ゆでうどん 1玉 ・鶏もも肉 1/2枚 ・青ねぎ 2本 ・生姜 ひとかけ ・つゆ ・水450cc ・昆布 ひとかけ ・削り節 ひとつかみ ・しょうゆ 大さじ2 ・みりん 大さじ2 ・しお 小さじ1/2 ・とろみ用 水溶き片栗粉 ・片栗粉 大さじ1と1/2 ・水 大さじ2 【作り方】 下ごしらえ ・ネギを斜めに切ります。 ・生姜をすりおろします。 ・鶏肉は食べやすい大きさに切ります。 51・出汁をとります。水に昆布を入れて弱火にかけ、小さな泡が出てきたら昆布を引き上げます。(昆布を入れたまま沸騰させると生臭くなるので、沸騰前に取りだします)沸騰したら削り節を入れて火を止め、5分ぐらい置いてからざるで漉します。 水からごく弱火で煮始めて、これぐらいで引き揚げます。 ・削り節はカツオ以外に、鯖やイワシなどが原料のものもあります。今回はイワシの削り節を使用しました。 ・削り節も煮立て過ぎると、風味が悪くなるので、お茶を出すぐらいの感覚で、投入したら火を止めます。 ・さぬきうどんでは、いりこを使うのが一般的ですが、この場合、頭と内臓は丁寧に取って使います。 昆布は水から入れて、沸騰する前、上の画像のように小さい泡が出てきたら引きあげる。煮立てると、ぬめりや臭みが出ます。 2・材料を煮てつゆに味付けをします。 1の出汁に、ネギの白い部分と鶏肉を入れて弱火にかけ、沸騰したらあくをすくって、調味料を入れます。ひと煮立ちしたら味を見て好みで 調味料を足します。うどんと、水溶き片栗粉が入るので、この時点で少し濃いくらいでちょうどいいかもしれません。 ※ ネギの白い部分と鶏肉を先に入れるのは、ここからも出汁を取るためで、アクを丁寧にすくうのも、すっきりと美味しいつゆを作るポイントです。 3・うどんを入れて2~3分煮ます。 固さは好みがあるので、途中で味見してみましょう。私は柔らかめが好きです。 4・つゆにトロミをつけて、器に盛りつけ、ネギと生姜を載せて完成です。 好みで溶き卵を入れたり、かまぼこなんか添えてもいいですね。
溶き卵を入れるのは、トロミをつけた後、火を弱めずに細く溶き卵を注ぎながら菜箸で混ぜると、固まらずふんわりと仕上がります。 温め効果や美容効果など、様々な効果が話題の生姜。お料理で使うのはもちろん、これからの寒い時期にはあたたかい飲み物にどんどん使いたい季節。 生の生姜をすりおろすのもいいですが、シロップに加工しておくとすぐに使えて何かと便利。有機の生姜を使ったシロップは、贈り物にも最適です。 試作では酸味のついたシロップも作ってみたのですが、酸味は後からでも付けられるということと、酸味がない方が良いレシピもある、ということで、まずは甘みとスパイスだけを添加したシロップをご紹介します。 【材料】 ・有機生姜 1kg ・粗糖(またはきび砂糖)皮むき後の生姜の重さと同量 ・水 粗糖の量の1割~1.2割 ※水は、生姜の水分によって調整します。白っぽい新生姜の場合は水控えめに、固くて繊維が多い生姜を使う場合は多めにしましょう。(収穫時期により結構振れ幅があります)煮詰まって焦げ付きそうなら、水を足します。水が少なかったり、煮詰めすぎると、完成した後のシロップが白く固まることがあります。逆に水分が多いと味が薄くなったり、傷みやすくなったりします。 ・スパイス類(手に入らないものはなくても作れます) シナモンスティック 1本 赤唐辛子 1個 レモングラス 3g 有機ゆずの外皮(外側の黄色い部分のみ) 1個分 ※ ジンジャーエールなど酸味のあるドリンクに使用する場合は、水を半分程度に減らし、シロップが出来上がった後に、ゆず果汁を加えてよく混ぜます) 【作り方】 1・生姜をよく洗い、傷んでいるところや土のはさまった部分を除きます。 (痛んで変色していたり、泥などがついていなければ、皮は付いたままでもよい) 2・1の生姜を3~4mm厚にスライスします。 3・土鍋やホウロウ、ステンレスの鍋に生姜と粗糖を入れて、生姜に粗糖をまぶしつけ、火にかける前にフタをして1時間ほど置きます。 4・生姜からじわりと水分が染み出てきたところで、フタを取り、水とスパイスを入れて弱火にかけます。焦がさないようにごく弱火でトロトロと30分ほど煮込み、火を消したら再びフタをしてそのまま一晩置きます。 5・ボウルにザルを載せて、生姜とスパイス類を漉し取ります。シロップはここで完成。 ・ゆずなどの柑橘果汁を加えたものを炭酸水で割るとジンジャーエールに ・お酒とカクテルに ・ロイヤルミルクティーに入れるとチャイに ・カレーの隠し味に などなど...この他にも工夫次第で色々使えます。 さらに、シロップを作った後の、生姜を生姜糖に加工します。 【材料】 ・シロップを作った後の生姜 (ぜんぶ) ・粗糖またはきび砂糖 100g 【作り方】 6・シロップから引きあげた生姜を鍋に戻し、追加の粗糖を足して火にかけます。焦げないように注意しながらごく弱火で煮詰め、水気がなくなったら火を消して、熱いうちにザルに並べて干します。 焦げないように木ベラで混ぜながら弱火で加熱し、下の画像ぐらいの状態になったら火を止めて(すぐ焦げるので要注意!)、粗熱をとったあとに、クッキングシートかラップを敷いた皿に並べて、表面に糖が浮き、カリッと固くなるまで干します。(上面がかわいたらシートから一旦はがして裏返したり、平らなザルなどに載せて乾かすとよく乾燥します) 11月~12月の気温が低めのよく晴れた日に干すといい感じに干し上がります。 手で触ってもベタベタしないぐらいの状態になったらOK。糖分が結晶して白くなったら完成です。 そのまま食べても美味しいですが、細かく刻んで、手作りケーキやクッキー生地に混ぜても。これから寒くなりますので、内側からの寒さ対策。ショウガのパワーを実感してください。 新ショウガの漬物としてよく見かけるのは、赤い梅酢づけと甘酢漬け。梅酢の赤い色は彩りに良いですし、甘酸っぱい甘酢漬けは食べやすいので、欲張って、梅酢漬けを少し甘くした、甘酸っぱい梅酢漬けを作ってみました。あらかじめスライスして漬けているので、料理する時にも便利ですよ。
〈材料〉 ・新ショウガ 400g ・水 200cc ・塩 大さじ1と1/2 ・赤梅酢 100cc ・米酢 50cc ・砂糖 大さじ4 〈作り方〉 1・水に塩を入れてかき混ぜ、塩水を作ります。 2・新ショウガの皮をむいて、繊維と垂直に1~2mmぐらいの厚みでスライスします。 3・1の塩水にスライスしたショウガを漬け、重石をして1日置きます。(金気を嫌うので、ガラスやホーローのボールにショウガと塩水を入れ、上に皿を乗せ、その上に重石を置く。重石がなければ、水を入れたボウルや瓶を利用する。重さは500gぐらい) 4・3をザルにあげて水を切り、平ザルやキッチンペーパーを敷いた皿に広げて半日ぐらい陰干しします。 5・赤梅酢と米酢を合わせたものに、砂糖を入れてよく混ぜます。 6・ガラスの保存瓶に4のショウガを隙間なく詰めて、5の調味液を注ぐ(ショウガが空気に触れないように瓶の口ギリギリまで注ぎます)この状態で冷蔵庫で半年ぐらい保存できます。(開封後ははやめに使い切るようにします)漬けてすぐよりも、1週間以上漬け込んでからの方が美味しいです。 ※ チラシ寿司やお好み焼きなど、いろいろな料理に添えて彩りと香りのアクセントに。 関西では、ポピュラーな紅ショウガの天ぷらにしても美味しいですよ。 バターも卵もを使わないサクサクのクッキーレシピをご紹介します。
スパイスがしっかり効いたオトナ向けの味。 コーヒーや紅茶のおともに、少しだけ甘いものが欲しい時にぴったりです。 <材料> ・国産薄力粉 200g ・片栗粉 20g ・有機ショウガパウダー 3g(小さじ2/3) ・有機シナモンパウダー 5g(小さじ1) ・しお 小さじ1/4 ・きび砂糖 80g ・菜種油 70g ※低温圧搾の油がおすすめです。 <下準備> ・オーブンを170℃にあたためておきます。 ・菜種油以外の材料を合わせてふるいにかけます。 <作り方> 1・合わせた粉類に菜種油を少しずつ注いで、粉っぽさがなくなるまで練り、ひとまとめにします。 2・ラップに包んで麺棒でのし、3mmの厚さにします。 3・生地を抜き型で抜くか、包丁でカットして、オーブンシートをしいた天板に並べ、フォークや竹ぐしで数か所穴をあけておきます。 4・170℃のオーブンで、15~20分焼きます。 ※ オーブンによって焼きむらがある場合、焼き加減を見ながら、途中で天板の向きを入れ替えてください。 ※ オーブンから出してすぐは、崩れやすいので、しばらく触らずに天板に載せたまま冷まし、冷えて固まったら完成です。 南国土佐をイメージしたオリジナルレシピです。ショウガがぴりりと効いています。乾燥しょうがパウダーの量はお好みで調節してみてくださいね。 黒糖生姜ポップコーン 【材料】 ・有機ポップコーン 50g(カップ1/4) ・有機ココナッツオイル 5g(大さじ1/2) 黒糖しょうがキャラメル(ベジバージョン) ・ココナッツオイル 小さじ1 ・きび砂糖 大さじ2 ・粗糖 大さじ2 ・しお 小さじ1/4 ・有機生姜パウダー 小さじ1/2 ※ 糖分はきび砂糖や黒糖だけでもできますが、上記の配分にすると飴のツヤが出てきれいでした。 1.ポップコーンを作る ・ココナッツオイルとポップコーンをフタのある鍋に入れて、中火にかけ、ヘラや菜箸でかきまぜながら、できるだけすべての粒に均等に火を通すようにする。ひとつはじけたところで素早くフタをし、鍋をこまかくゆすりながら、ポンポンという音が止まったら火を止めてボウルなどに移して冷ましておく。 注意:黒糖キャラメルを作ったら、手早く絡めてしまわなくてはいけないので、出来上がったポップコーンは、コンロからすぐ手の届くところに置いておきます。 2.黒糖しょうがキャラメルを作る。 ・鍋をキッチンペーパーなどで拭きとってきれいにします。 ・しお、きび砂糖、有機しょうがパウダーを小さな器に入れてよく混ぜておく ・ココナッツオイルを入れて弱火にかけ、溶けたところで、混ぜておいた調味料を入れ、菜箸で混ぜながら、ぜ全体を溶かす。すぐに焦げるので8割ぐらい溶けたら火からおろしてさらに混ぜ、全部溶けたら急いでポップコーンを入れて、ヘラや箸でまんべんなく混ぜてからめる。 ・キャラメルが全体にからんだら、バットなどに広げて冷まし、食べやすい大きさに割って出来上がり。 キャラメルの作り方は少しコツがいります。いろんな方法を試してみたなかで、現時点ではこの方法が一番でした。でも、もっといい方法があるかも?
味もキャラメルの質感も、いろんなバリエーションを作れるとおもいので、いいレシピができたらぜひ教えてください! <材料>
・ココア小さじ2はい ・きび砂糖や黒砂糖 小さじ1~2杯(好みで調整) ・しお ひとつまみ ・有機生姜粉末 少々 ・有機シナモン粉末 少々 ・お湯大さじ2はい ・牛乳150cc 1.小さめの片手鍋に牛乳以外の材料を入れてダマがなくなるまでよく混ぜます。 2.牛乳を入れてよく混ぜ合わせ、火にかけて沸騰寸前まであたためます。(煮立てない) ♪ お好みでマシュマロやシナモンパウダーをトッピング。 牛乳を豆乳やアーモンドミルクに代えても美味しいです! 色々なアレンジのアイデアもお待ちしています。 【生姜とタコの炊き込みご飯】
米 3合(540cc) たこ 300g 油揚げ 20g 人参 20g ごぼう 20g 有機生姜 10g 昆布 5cm 1、たこは薄切りにしてざるにのせ、熱湯を回しかける。 2、生姜¥はすりおろしておく。 3、炊飯器にお米とタコ、油揚げ、人参、ごぼう、生姜、昆布を入れる。 4、生姜タレを8倍に薄め入れる。 5、炊き上がったら昆布を除き、全体をさっくりと混ぜ合わせる。 6、10分ほど蒸らたら完成。 (調理時間 1時間) 【生姜タレ】
有機生姜 200g 醤油 1カップ お酒 1カップ 味醂 1カップ 砂糖 大さじ1 1、生姜を薄切りにする。 2、全ての材料を鍋に入れ、一煮立ちさせる。 3、粗熱をとったら瓶などに入れて冷蔵保存。 (調理時間 1時間) |
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12月 2021
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